「 Lake of Grace #003 健やかな木工 」をOFS galleryにて開催(終了)

「Lake of Grace」は2017年よりKIKOFからスタートした、1年にひとつずつプロダクトを通して滋賀の魅力を紹介していくプロジェクトです。
今回は木工作家の川端健夫さんとパティシエの美愛さん夫妻の活動をご紹介します。

のどかな田園風景が広がる滋賀の里山。 細い小道を抜けるとたどり着く小さな丘の上に、木工作家の川端健夫さんとパティシエの美愛さん夫妻が暮らす、一軒の木造家屋があります。

かつて農業学校だったこの建物に出会ったふたりは、ここが「文化の発電所」となることを思い描きながら、少しずつ、自分たちの手で古い校舎を改築。そうしてこの地に根を下ろした暮らしの中から、健やかな木工の生活道具と、季節の果物や木の実をふんだんに使った素朴でやさしいお菓子が生まれました。

健夫さんが木を見極め、使う人を想い、ひとつひとつ丁寧に削り出すカトラリー。誠実な佇まいとあたたかい木の手触りには、日々の生活に寄り添い、飽きずに長く使ってほしいという、健夫さんの「良い道具」への思いが込められています。

それは特別なものではなく、作る人、使う人、食べる人にほんの少しのしあわせをくれるもの。この土地の自然と向き合い、季節や時間の移ろいとともに紡がれていく、毎日の暮らしの道具。

 

会期:2019年10月31日(木) ー11月22日(金) ※月・火定休(祝日を除く)
時間:12時ー19時 ※最終日は17時まで
会場:OFS gallery (OUR FAVOURITE SHOP内)

川端健夫  かわばたたけお

東京農業大学林学科卒業後、農業法人に就職し 4 年間土にまみれる。足立技術専門校木工科を経て、木工作家の木内明彦氏に師事。2003年甲賀の里山で木造校舎と出会い、翌年、菓子工房「マンマミーア」とギャラリーをオープン。カトラリーやお皿など、暮らしのまわりの小さな道具を作り始める。

川端美愛  かわばたみあ

三重県の農事組合法人勤務を経て、東京の洋菓子店で菓子職人の基本を学ぶ。2004年、川端健夫とともに「マンマミーア」を設立し、菓子部門の「パティスリーミア」を開業。フランスの三ツ星レストランやアメリカの「シェ・パニーズ」などで研修経験を積みながら、コンフィチュールや焼き菓子つくりに従事。

gallery-mamma mia & patisserie MiA