「 Lake of Grace #004 "Dear T.I." 」をOFS galleryにて開催(終了)

「Lake of Grace」は、1年にひとつずつ滋賀の魅力を紹介しながら、新しいKIKOFのプロダクトを企画して行くプロジェクトです。 今回、今井智一への敬意を込め、職人たちと試行を重ね製作した新シリーズ「Dear T.I.」をOFS gallery、セトレマリーナ琵琶湖にて展示・限定販売いたします。

 

二会場同時開催
会期:2020年11月6日〈金〉-11月29日〈日〉
 
会場(1)
OFS gallery〈OUR FAVOURITE SHOP内〉
東京都港区白金5-12-21
Open: 木-日 12:00-19:00〈最終日は17:00まで〉
http://ofs.tokyo
 
会場(2)
セトレマリーナびわ湖
滋賀県守山市水保町1380-1
Open:月・水・木・金〈祝日を除く〉12:00-19:00
https://www.hotelsetre.com/biwako/

 

 

信楽焼の窯元「丸滋製陶」の5代目、今井智一と東京で様々なクリエイティブ活動を行うKIGIが出会い、2014年、KIKOFの器は生まれました。

紙のように薄く、軽く、淡い色。大きく量感のある陶器の製作がさかんに行われてきた信楽で、従来のイメージとはかけ離れたその繊細な器は、これまで誰も想像したことのないものでした。

長く技術を磨いてきた職人ですら、体験したことのない薄さ。そんな器づくりと向き合うことになった今井は、実現方法を探りながら、やがて「鋳込み成形」の技術を習得。何度も実験と試行錯誤を重ね、KIKOFを完成させました。

土の特性を知り尽くした職人の知識と技術。何より、伝統という土台の上で、いつでも新しい挑戦を楽しむ心。彼とでなければ、KIKOFは生まれていなかったかもしれません。

2019年の秋に彼が亡くなり、ちょうど1年。ものづくりへの想いと意志は今、弟の今井将之をはじめ、家族や若い職人たちへと受け継がれています。

それは私たちにとっても、新たな挑戦のはじまり。

今井智一が辿った道の上に残してくれたもの、あの朗らかな笑顔がつないでくれた、たくさんの仲間や職人とともに。これからもKIKOFは続いていきます。